アン・ブーリンとの旅
10/26、オペラカッフェマッキアート58×ガルバホール共同企画〈イギリス女王三部作〉第1作目《アンナ・ボレーナ》が無事に終演いたしました。
関係各位、心より感謝申し上げます。本当に、ありがとうございました!!
《アンナ・ボレーナ》は、イギリス・テューダー朝の最後の女王となったエリザベス1世の生母、王妃アン・ブーリンの最期を題材に、史実とフィクションを交えて創作された作品です。
ドニゼッティの出世作となったこの作品は、20世紀に入ってマリア・カラスが蘇演したことで再び脚光を浴びるようになりました。
ベルカントオペラの中でも非常に難易度が高いこの作品を、まさかこの人生で歌う日が来るとは、思いもよりませんでした…。
ただただ無心に楽譜を読んでいきました。音楽にすべて、アンナがどういう女性であるかは描かれていると感じていたので、抵抗することなく、読んでいきました。
結果として、皆様がとてもお喜びくださる演奏が出来たようなので、よかったなあ…と思っています。
アンナ・ボレーナチームは、素晴らしいチームでした。短期決戦でしたが、スポーツチームのように、それぞれがそれぞれの役割を果たしながら、さりげなく助け合っていて、みんななんてかっこいいんだ!!と、静かに感動していました。
マッキアートの公式ブログにも公演御礼記事を書かせていただきました。
本当に素晴らしいチームでした。みんなで、またなにかやりたいです!ありがとうございます!!
終演後の余韻を感じながらも、次の旅に向かっています。マリア・ストゥアルダとロベルト・デヴリューのカバーに入ることにもなりました。
また、カヴァレリア・ルスティカーナも今月に迫ってきました。来年4月の西部の娘の稽古も、始まります。
他にも、コンサートやオーディションの準備などが控えています。日常が、始まっています。
それでも、アン・ブーリンと共に過ごしたこの旅の日々は、私のこれからの人生にとってかけがえのないものになりました。
アン王妃に、心からの感謝を。ありがとうございました。
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