レパートリー進捗状況(2019/6-7月)
2019年6-7月のレパートリー進捗状況です。
1.ワーグナー
《タンホイザー》の仕上げの一歩手前です。エリーザベトは何故だか、「少し軽い」という意識がじゃまをするような気がしています。この意識を改善させていくことが、何よりも大事なことなのかもしれません。次は《ローエングリン》が控えています。
2.エレクトラ
アリアを終えて、妹さんとの対話の場面から、お母さんとの対話の場面の冒頭まで進みました。譜読みを続ける段階で、不思議とすごくシンプルに感じられるようになってきて、困惑していたのですが、これはどれだけ拍子が変わってもパルスが一定だからと判明。エレクトラは強いです。揺るぎません。とても歌いやすい役です。
3.トゥーランドット
先日、全幕を通せました。3幕のリューの死以降、アルファーノが補筆したパートは、これまでは重たくて手を出せませんでしたが、エレクトラをやってから臨むと、理解出来るところが多くありました。通してみると、すごくフィットするところが多く、不思議な感覚です。エレクトラと共通していますが、動物的な感覚が研ぎ澄まされていくような気がしています。
また、先日、トゥーランドットのGPを拝聴する機会があったのですが、それを通じて、最善のパフォーマンスのために全幕をいかに過ごしていくか…を考えるきっかけを頂けました。ありがとうございます。
というのが、6-7月の状況です。
この期間にゴルフを始めたこともあって、体の状態が変わりつつあります。支えがよりしっかりしてきました。経過観察しながら、続けていきたいです。
また、調整していくために、ベルカントオペラも歌っています。このポジションがなければ、わたしはこれらの重たい役を歌うことは出来なかったでしょう。
10/26には初役の《アンナ・ボレーナ》を歌います。師匠のレパートリーでもあるアンナ・ボレーナ、わたしなりのアンナに等身大でのぞんでいきます。
こちらも、お待ちしております!フライヤーも掲載しますね!!
アンナ・ボレーナについては、新しく記事を書きますので、こちらもお楽しみに。
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