あたらしい時間


このところ、書く仕事での新しいご縁が広がっています。本当にありがたいことです。


ただ、新しい環境に身を置く中で、自分にとって大事なことを見失っていたことに気が付く瞬間がありました。柔らかい心をなくしかけていた自分に気が付いて、深く反省しました。


無意識のうちに、とても焦っていたのかもしれません。早く大きくならなければと思っていたのかもしれません。知らないうちに成長教の信者になっていたのかもしれません。いずれにせよ、自分の心地よさとは異なるところで、新しい自分を構築しようとしていました。


かたくなな自分になっていく要因を排除しなければ、自分は自分でなくなってしまう……。おそれを感じて、自分の心の整理をおこないました。ノートにたくさん書いて、書棚を整理して、台所を片付けて、WEB環境も整理整頓しました。仕事のしかたも、再度見直しました。


あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。子供の頃に見た一休さんのアニメのフレーズが蘇ります。私、うっかりあわててました。焦っていました。そんな自分を恥ずかしく思い返します。


世間の評価ではなく、自分の内なる遠さにどれだけ手を伸ばせたか。それを何よりも大事に、ひとつひとつの事柄に大事に接していきたいと思います。


やわらかく、ひとつひとつのことを大事に。そのためには、自分が責任をもって引き受けられるキャパシティをただしく認識することも必要なのですね。









藤野沙優 Official Web Site

まあるく、生きる。 まあるく、暮らす。