春を待ちながら
六義園ではロウバイが咲いたという報せを、少し前に受け取りました。残念ながら、緊急事態宣言の関係で、東京都の庭園は閉園されており、その花を愛でることはかないません。写真を見ながら、春の足音の訪れに耳を澄ませたいと思います。
2/11公演の準備で脳の容量をかなり使っており、他のことが遅々として進まないのですが、残りの少ない容量で今年の過ごし方について考えております。今年は来年以降に向けて、畑を育てる年と位置づけているのですが、腰を据えてじっくりレパートリー育成に取り組もうと思っていたら、あれこれやりたいことがもくもくと浮かんできて、その整理に追われています。
その「やりたいこと」のほとんどは、ライターとしての自分がやりたいことです。
◎オペラ歌手の皆様の活動を紹介していくメディアを立ち上げ、育成していく
◎「ヒューマンインタビュー」で、様々なジャンルの方のお話をお伺いしていく
◎3月末〆切の小説新人賞公募に、作品を提出する
◎マーケティングをもっと学んで、企業様の中長期的な広報戦略を策定・実践していく
◎今年の中小企業診断士の1次試験を、ためしに受けてみる
書き出してみると、たくさんありすぎて、そんなエネルギーはどこから湧いてくるのかしら?と思います。けれど「それでは、まずは自分会議の時間を確保して、スケジュールをしっかり調整していきましょうか」と、ひょっこり出てくる新たな自分もいるので、まあなんとかなるかしら……と大きく構えてみようとも思います。
逆に、歌い手としての自分が、いま求めることは、ほとんどありません。なにかやりたいことはある?と尋ねてみると、「今年はエレクトラの勉強を充実させていきたいです! でも、そればっかりだと大変なので、ノルマを歌いながら、楽器の調整をしていきたいです!」と、はきはき答えてくれるので、それでいいのだと思います。
こうやって書き出してみると、昨年までの自分が漠然と抱えていた夢想が、少しずつ現実に近づいていることが理解できて、とても嬉しいです。クラウド上にあったアイディアを、生身の体を使ってダウンロードしている感覚を持ちます。
梅の花が咲き、桜の花が咲く頃には、このうちのいくつかが実行済となっているよう、頭と手足を動かしていこうと思います。春の訪れが楽しみです。
〈追記:2/24〉
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